「え、何て?」
「聞き返すなよ、恥ずかしいじゃん」
「冗談でしょ」
「本気さ」
「まさか」
「本気だよ、君を守るって言ったんだ」
「面白いこと言うのね」
「まだ信じてないんだろう」
「信じる?」
「僕は本気だよ、本気で君を想ってる」
「私も貴方を想ってるわ。本気で」
「本当に?じゃあどうして信じてくれないんだい」
「じゃあ聞くけれど」
「何?」
「私は何に狙われているのかしら」
「どうしたの、急に」
「…言い方を変えるわ」
「そうしてくれ」
「貴方は何から私を守ってくれるのかしら」
「それは、全てだよ、君を傷つけるもの君を悲しませるもの全てから」
「私はその発言で傷ついて哀しくなったわ」
「どうして」
「分からないなら良いの」
「教えてくれよ、僕が君を苦しめるなんて耐えられない」
「じゃあ、死んでくれるの?」
「え」
「だって貴方、私を傷つけるものから守ってくれるんでしょう」
「それは、そうだけど」
「ほら、早く」
「それは出来ない」
「でしょうね」
「ごめん」
「どうして謝るの」
「君の望みを叶えられないから」
「ふふ、問題がすり替わっているわ」
「そうかな」
「だって私を守りたいのは貴方の望みでしょう」
「じゃあ君の望みはなんだい」
「望みが無くなること」
「…欲張りということ?」
「好きに解釈して」
「浅はかなのかな、僕は」
「さあ、私がおかしいのかも」
「それでも君を守りたいよ」
「まだ言うのね」
「言いたいよ、だって君は僕の愛する人だから」
「私も愛していたわ」
「過去形なの?」
「そうね、だって」
「だって?」
「私が愛するのは、
わたしの願いを叶えてくれるひとだから。」
やさしいその指で
わたしをおわらせて。
「聞き返すなよ、恥ずかしいじゃん」
「冗談でしょ」
「本気さ」
「まさか」
「本気だよ、君を守るって言ったんだ」
「面白いこと言うのね」
「まだ信じてないんだろう」
「信じる?」
「僕は本気だよ、本気で君を想ってる」
「私も貴方を想ってるわ。本気で」
「本当に?じゃあどうして信じてくれないんだい」
「じゃあ聞くけれど」
「何?」
「私は何に狙われているのかしら」
「どうしたの、急に」
「…言い方を変えるわ」
「そうしてくれ」
「貴方は何から私を守ってくれるのかしら」
「それは、全てだよ、君を傷つけるもの君を悲しませるもの全てから」
「私はその発言で傷ついて哀しくなったわ」
「どうして」
「分からないなら良いの」
「教えてくれよ、僕が君を苦しめるなんて耐えられない」
「じゃあ、死んでくれるの?」
「え」
「だって貴方、私を傷つけるものから守ってくれるんでしょう」
「それは、そうだけど」
「ほら、早く」
「それは出来ない」
「でしょうね」
「ごめん」
「どうして謝るの」
「君の望みを叶えられないから」
「ふふ、問題がすり替わっているわ」
「そうかな」
「だって私を守りたいのは貴方の望みでしょう」
「じゃあ君の望みはなんだい」
「望みが無くなること」
「…欲張りということ?」
「好きに解釈して」
「浅はかなのかな、僕は」
「さあ、私がおかしいのかも」
「それでも君を守りたいよ」
「まだ言うのね」
「言いたいよ、だって君は僕の愛する人だから」
「私も愛していたわ」
「過去形なの?」
「そうね、だって」
「だって?」
「私が愛するのは、
わたしの願いを叶えてくれるひとだから。」
やさしいその指で
わたしをおわらせて。
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プロフィール
HN:
アサキ
年齢:
37
性別:
女性
誕生日:
1987/04/30
職業:
大学生
趣味:
物語作り、クレーンゲーム、四葉探し、写真
自己紹介:
Y浜の大学で演劇ばかりやっていたら
いつの間にやら
モラトリアムは終わり、社会人に。
コメントくれたら小躍りして喜びます。
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