檻から放された鳥

何もやる気がしない
気付くと胸が詰まって
泣き出しそうになる

思い出したこの感覚

大学入学したての頃だ

一人暮らし
帰っても誰もいない静寂が耐えられなくて
電話嫌いが珍しく旧友に電話をかけた
テレビをつけるのが癖になった
誰1人知らない
誰1人今までの私を知らない
つまらない授業
ついてけない部活のノリ
アウェイ感と


自分が誰だか分からなくなる
アイデンティティクライシス


あれだけやってきた部活
いきなりやらなくなれば困惑もする
辛うじて演劇に関われる場所は作れたけど


そこに居るだけの私じゃない
連中とは違うと
言いながら
あの中で私は生きていたんだ

苦笑

仕方無いけどね


朝は比較的元気
夜になると魔法にかかる
夜が来なきゃ良いのに

描く未来は10年後？5ヵ月後？1週間後？明日？


今日を頑張ろう
強くなくても弱くなければやっていける



現実主義者はいつかの夢を見る