起きたくないなと思ったけど重い身体を起こして
立ち上がったら足ががくんってなった
身体の疲れは取れてなかった
シャワー浴びて鏡を見たら酷い顔があった
奥二重がくっきり二重に
これじゃあメイクでも隠せない
折角夕方から出掛けられるのに
何とかメイクして
ちょっと綺麗めな服着て
2人とも5分遅れて待ち合わせ
横浜に行った
計画性無し
とりあえずビブレ
新しく出来たフードコートに初めて行った
クレープ食べた。甘い
カチューシャとピンキーリングを買った
新しい財布を捜したけどそれは誕生日プレゼントに親に買って貰うことにした
ハンズでうろうろして、日が暮れたら桜木町の方へ歩いた
人通りの無い夜の横浜は好き
風があるから凄く気持ちが良いのです
手を繋いで歩いた
ずっと歩いていても良いと思った
観覧車に乗った
コスモワールドの観覧車
幸い雨は止んでいたけど曇ってたから星は見えなかった
横浜の夜景は空から見ると綺麗
一周するのに1日かかれば良いのにと思った
短すぎるよ
短冊に願い事を書いた
夜ご飯はレストランでラザニアを食べた
夜景の見える席に案内してもらって
こんなとこ来て良いのかな・って。18歳なのに・って
無理をさせているのかもしれないけど、たまには良いんじゃないかと思った
別に吉野家とかでも一向に構わない私がいるけど(笑)
それから臨海パークまで歩いた
海が見える公園
蚊に刺された
彼のが若いのにAB型は美味しくないらしい
右足だけで4箇所やられた
終電気にしながら23時過ぎてもぼーっとしてた
帰りたくなかった
ギリギリになって重い腰を上げた
帰り道は笑いながら帰った
ギリギリ終電に乗れた
私は久しぶりに恋をしていると思った
前の彼には悪いけど
そんなことを感じたんだ
もう約束したんだ
誓ったんだ
放れないって
首輪を付けられても良い
檻に入れられても構わない
放れて行きそうになったら殺してもらうんだ
殺してもらうんだ
久しぶりに自分ではない誰かの為に生きようと 思いました
今までは自分本位に自分の為に生きていた
いつからかは忘れたけれど
自分の見える世界の中でその中心人物はわたしでそんなの当たり前のことで
だって世界の何処かで戦争していても大地震が起きても誰かが泣いていても
私はそれを知らないし知らない世界にまで干渉できないし
でも もう 自分の為には生きられない
もし今「役者」と言う意味が与えてられなくて
私が死んだら悲しんでくれる大切な人が居なかったら
私は昨日死んでいた
「死」と言う言葉を現実で容易く使うのは嫌い
だからそういう話を書いて解消して現実を生きていた
死んだら全部終わる
私の世界は全部終わる
私は今日生きているのは、私の世界が私のものでは無くなったから
昨日あの瞬間、私が居た場所が稽古場で無かったら
私は死んでいたでしょう
あの場所が私に「役者」と言う意味をくれたから
大人が沢山いるあの場所は私が其処にいることを黙って許してくれたから
トイレで泣き叫んだ
何処へもやれない感情に叫んだ
壁を殴った右手は汚い痣になった
死んだ方が良いんじゃね?
それなら、私は死にます
それで全てが解決すると言うのなら
精々苦しみながら長生きしてください
その実は貴方の所為で私が死んだら罪悪を感じるからでしょう
関係無いと思うならその感情も無意味じゃないでしょうか
怒りや憎しみは最も生産性の低いもの
何も生まれない
そうやって集団で味方を作るのも構いません
ですが貴方はどうしたいのですか?
そうやってその場所から私を追放することで満足ですか?
1年間一緒に居て、結局私はそういう人間として貴方の中に記憶されるのですね
名前を汚さないで下さいね
それを貴方が言うのは間違っているのでは無いですか
1年前、同じことをしたのは貴方も同じ
あの頃味方が多かったからって調子に乗ってるんじゃないですか
どんな手を使っても辞めさせてやる
全員がそれを望むなら私は辞めましょう
それで解決になるのなら
ただ、貴方にその権限はありますか?
友達思いなのは結構ですが、この場所に置いてその発言はどこまで意味を持ちますか?
感情に流されて私のしてきた努力をも流すのですか
良いでしょう全員がそれを望むなら私は此処にいる意味は無いのだから
誰よりも演劇が好きだと言える
この9年間は誰にも負けないと言える
ただ、此処で続けていく意味が無いなら
別の場所でだって出来る
その名を汚しているのは私だけじゃない
感情に流されて一つのことしか見えていない貴方達も同じでしょう
怒りでも悲しみでもない
私は生きる意味を彼に託しただけ
死ぬことより生きることの方がよっぽど怖い
私が今生きている意味は私を必要としてくれる大切な人の為
私一人なら、もう死んでも良いもの
線路で立ち止まってしまいたくなる気持ちが少し分かりました
嫌われたくないだとか
思い出を否定されたくないだとか
キレイゴト並べて
先延ばしにして
私は結局彼を傷つけた
彼の思いを踏みにじった
最後まで好きだと言ってくれた
別れよう、と切り出したのは彼だった
それでもそれも、きっと優しさだった
私は彼の前で我儘だった
我儘で居られた
とても楽だった
最後の最後まで彼は私の我儘を聞いてくれた
ありがとう
ありがとう
ごめんなさい
次の奴を傷つけたら許さないと
肝に銘じろと
私はもう、大切な人を誰も傷つけたくない
忘れてたキレイゴトを
信じられなくなったキレイゴトを
もう一度信じてみることにするよ
「ずっと」
約束するよ
この公演が終わったら、全ての終わり全ての始まり
本当に本当にごめんなさい
ありがとう
さようなら