0210、今さえあればいいと言ったけどそうじゃなかった

弱音を吐いちゃいけない
強く生きなきゃいけない

理由が、わたしにはあるの。

だって今崩れたらわたしはわたしを救う為に、もっと頑張らなくちゃならないじゃないか。


わたしを守るといったものも
わたしが守るといったものも

もうなんにも無いのに！



なのにうざったいな何だよこれ。
違うんだ、泣きたいのは、私じゃないだろ。
いつだって邪魔な涙がはらはらと頬を伝う度にループするんだ、"本当に泣きたいのはお前じゃないだろ"。

そうよわたしじゃない。



じゃあだれだ
泣きたいのはだれだ
泣いてるのはだれだ





ああ、もういないって。
あのこはもう、いないってさ。






たぶん宇宙へ行ったのさ。